今後の販売計画

 3Dプリンター住宅「Sphere」には、水回りはなく、扉と窓などがついて10平方メートル300万円で今年8月に販売予定。3Dプリンター住宅はまだ馴染みがないので「遊びの家」としてグランピングや災害復興仮設住宅などとして使ってもらいたいとしています。
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 そして「フジツボモデル」は、来年春に販売予定で、49平方メートル500万円を目指し、60代夫婦を想定した平屋建てです。なぜ60代かというと、3Dプリンター住宅に取り組みだして、最も問い合わせが多かったのが以下のような内容だったからだということです。

 「住宅ローンの完済を迎える世代で、やっと返し終わったと思ったら、今度はリフォームで大きなお金必要に…そんな時に3Dプリンター住宅の話を知り、関心を持った」
 「一生賃貸でと思っていたが、60代になって賃貸住宅を借りられない問題に直面し、3Dプリンター住宅ならと…」
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 さらに来年12月には「Sphere」を2階建てにして100平方メートル300万円で販売する計画を立てています。100平方メートルと広くて300万円なのは、販売から1年以上経過して量産化により価格を抑えられるのではないか、という想定だということです。

 最新鋭の技術を搭載した未来形の住宅構想。110社の協力企業の中には様々な技術や得意分野を持つ会社があり、その技術を使えば、例えば内装の壁一面を曲がる液晶にした家もつくることが可能になるのではないかと話しています。