10月に入り、だんだん過ごしやすい気温になって来ましたが、この時期に気を付けたいのは「スズメバチ」です。

スズメバチは攻撃性が強い!昨年は20人が亡くなる

スズメバチは攻撃性が強く、刺されると「最悪の場合、死に至る」とも言われています。

死亡する原因のほとんどは、アナフィラキシーショックによる血圧の低下や窒息など呼吸困難などで、昨年は全国でハチに刺されて20人が亡くなるなど多くの被害が報告されています。

スズメバチの活動が特に活発になるといわれるこの時期、私たちは、どのようなことに気を付けなければいけないのでしょうか。

スズメバチ駆除に密着「今年一番大きい巣」

(瀬戸大輝記者)
「ありました。あちらにスズメバチの巣がありますね。とても大きくて大量のスズメバチが群がっています」

岡山県備前市三石の民家のベランダに出来た、巨大なスズメバチの巣。大きさは直径約40センチです

スズメバチの大群が巣の周りを覆います。

(駆除業者・さんらいと岡山 太田 啓介さん)
「これがキイロスズメバチの巣ですね。今年でいうと一番大きい巣ですね」

キイロスズメバチは、主に民家の軒下などに巣を作ります。

また他のハチと比べて働きバチの数が多く、活動期間も4月下旬から12月中旬までの約8か月と長いため、その間に非常に大きな巣を作るのが特徴です。

(駆除を依頼した人)
「怖いです。近所の方が庭掃除をしていて、ハチの巣が出来ていると教えてくれた。それで危険だなと」

ひとつの巣には1000匹以上ものハチがいると言われ、一般の人が巣を駆除するのはかなり危険だといいます。