「終わりではなくて、そこからがある意味一つのスタート」
宮津家で大切に育てられた航一さんでしたが、産みの母親のことが全く気にならなかったわけではありません。

預けられて5年が経った頃です。航一さんは、母親が交通事故で亡くなっていたことを知らされます。航一さんを預けたのは親族だったそうです。
18歳になった航一さんは高校を卒業した去年の春、大きな決断をします。顔と名前を明かし、自らの境遇を語ることにしたのです。

宮津航一さん
「本当にゆりかごに理解だったりですね、これからさらに課題を乗り越える、となったときに、子どもの声がなければ進まないだろう、という思いはずっと気持ちの中でありました」

航一さんは子どもにとって大切なことは「どういう環境で育つか」「どういう人と関わるか」だと話します。
宮津航一さん
「ゆりかごに預けられて終わりではなくて、私はそこからがある意味一つのスタートだと思ってますので。子どもだけじゃなくて預けた方もですね、一緒に社会全体で支えていくというか、そういう人たちに手を差し伸べられる人だったり、そういう場所があればいいのかなと」














