エンゼルスの大谷翔平(29)が今季44本塁打で日本人史上初となる本塁打王に輝いた。ア・リーグの今季最終戦が2日に行われ、全チーム162試合が終了し各個人成績が確定した。
大谷は本拠地最終戦も2試合連続でベンチに入り、1回にはB.デュルーリー(31)が先制ホームランを放つと笑顔で大喜び、“兜セレブレーション”では左手でハイタッチ。9回に大谷はベンチの一番前に座りアウトを1つ取るたびに大きな声を上げていた。エンゼルスは最終戦を7対3で勝利。大谷も左手で勝利のハイタッチに加わった。チームは今季73勝89敗(借金16)、ア・リーグ西地区4位で終えた。
そして、本塁打王争いは、リーグトップの大谷を5本差の39本で追う2位のA.ガルシア(30、レンジャーズ)は3打数1安打でホームランはなし。3位のL.ロバートJr(26、ホワイトソックス)は9月27日に負傷者リスト入りとなり38本のまま。37本で4位のA.ジャッジ(31、ヤンキース)は最終戦にスタメン出場せず、代打での出場もなかった。これにより大谷のホームラン王が決定した。
エンゼルスでは2000年に47本塁打を放ったT・グロース以来、23年ぶりのホームランキングとなった。日本人選手が野手のタイトルを獲得するのは2004年、マリナーズ・イチローの首位打者以来、19年ぶりとなった。