新潟県の花角英世知事は30日、伊藤原子力防災担当大臣と面談し、冬場に原発事故が起きた際の大雪対策の重要性などを訴えました。

県庁で花角知事と面談したのは、伊藤信太郎原子力防災担当大臣と滝沢求副大臣です。柏崎刈羽原発での事故を想定し、10月下旬に行われる原子力総合防災訓練を前に、意見交換と視察のため県内入りしました。

【花角知事】
「大変な豪雪で道路が止まったという事態が起きています。ぜひともそうした事態を避けるために、しっかりと整備をしていただきたい」

内閣府の担当者によりますと、花角知事は去年の大雪の際、柏崎市の国道で立ち往生が発生したことを例に挙げ、いち早く道路を使えるようにすることが重要だと訴え、大臣は「大雪対策は重要」と理解を示したということです。
伊藤大臣らは1日、柏崎刈羽原発や避難の際に使う道路などを視察する予定です。