「あかね」という名前だった
(齊藤夕眞選手)「母親が七五三までは伸ばしてくれと言ってて、いやいや伸ばしている時期だったと思う」
子どものころから心と体の性が一致しないことに悩まされていた齊藤選手。
実は元々「あかね」という名前がありました。
(齊藤夕眞 選手)「母親に一回『なんで女みたいな名前つけたの?』って何事もなく聞いちゃって、『俺男みたいな名前がよかったんだけど』と何でもない日に言った。そしたら母親が泣いちゃって…これはいけないこと言ったんだなって」

4歳から始めたサッカーは性別に評価されず夢中になったと話します。
一方で、学校生活ではいじめや人の目を気にして、あえて「女の子らしさ」を演じて過ごしていたそうです。

(齊藤夕眞さん)「自分を守るためにその格好(制服)でいた感覚。ただ心とは違ったという。『使い分けてた』感じ。」