RBCⅰラジオの長寿番組『民謡で今日拝なびら』を卒業することが発表された上原直彦さん。
番組出演にとどまらず、民謡の作詞や『さんしんの日』を手掛けるなどマルチに活動してきました。いよいよ来週に迫った番組卒業に向け、これまでの多彩な活躍を振り返りながらそこに込められた思いをお伝えします。
長寿番組『民謡で今日拝なびら』の引退を決めた上原直彦さん

月曜から金曜の午後4時、RBCiラジオで放送している、琉球民謡のリクエスト番組『民謡で今日拝なびら』。放送開始は1963年。県外のパーソナリティが共通語で話す番組がほとんどだった当時、ウチナーグチでおしゃべりするこの番組は瞬く間に人気を博し、こんにちまで60年続く超長寿番組となりました。
この番組の看板だったのが、長年メインパーソナリテイを務め、今月29日の放送をもって番組を卒業する上原直彦さんです。
リスナーの兼久千津子さん
「実家の母が畑をやってて、朝から晩までやってたからかわいそうだから、民謡でも聞かせてあげようかなと」
うるま市に住む兼久さん。母親のためにとリクエストハガキを送ったことから始まった番組リスナー歴はなんと50年。
兼久さんにとって、番組の一番の魅力は直彦さんのウチナーグチでの軽妙なトークでした。
リスナーの兼久千津子さん
「方言であんなしてユーモアたっぷりに人を笑わせたり怒らせたり、怒らせてまた喜ばせる。これが面白い」