加賀谷悠羽記者:「地価が26年ぶりに上昇に転じた立山町です。富山市のベッドタウンとして注目を集めています」

富山市のベットタウンとして利便性が良いことから地価が上昇しているのが立山町と舟橋村です。立山町の地価の変動率が上昇に転じたのはじつに26年ぶりです。

不動産鑑定士 竹田達矢さん:「農村集落が広がる地域ですので、全体にもともと需要は強くなかったんですが、富立大橋の周辺で商業施設ができてだんだん便利になってきているんですね。そのなかで、またさらに新しい分譲地が増えているということで需要は非常に高まっている」

来年の春には富山市と立山町を結ぶ富立大橋の4車線工事が完了する予定で住宅地として家族連れなどのニーズが高まっているといいます。

加賀谷悠羽記者:「一方、中心市街地の衰退が進む高岡市では、多くの地点で地価が下がっています」

県内第二の都市として商都とも呼ばれた高岡市では、40の調査地点のうち33地点で下落となりました。

不動産鑑定士 竹田達矢さん:「(高岡市は)人口の規模からするともう少し中心に人が集まって地価が上がることも可能ではないかなと思うんですけど、なかなかそういう形ではあらわれてこない」