核家族化や地域のつながりが弱まる中、母親の子育ての負担は増えていると言われます。孤立して1人で抱え込み「産後うつ」になるケースもあります。
産後ケアは国が少子化対策の1つとして力を入れ始めた制度で、▽「日帰り型」のほか▽助産師などが自宅を訪れる「訪問型」、▽母親が赤ちゃんと一緒に最長7日間泊まり込み24時間、サポートを受けられる「宿泊型」があります。
今回、あやかさんは6日間の「宿泊型」を利用しました。
あやかさん
「(Q産後ケアを受けて良かったことは?)やっぱり夜寝られることですかね。夜ずっと預かっていただけるので2人とも」

たから助産院(助産師)梶岡智佳子 院長
「広島の慣れない土地で育児をしているお母さんとか、サポートはあるけどお母さんのお母さんも不慣れで対応できなくて共倒れになりそうですとサポートを頼む方もいらっしゃいます」
渕上アナウンサー
「あ、眠ったまま着地しました。さすがプロです」
たから助産院では、助産師が1対1で育児指導もしてくれます。
たから助産院(助産師)梶岡智佳子 院長
「お母さんが疲れているからと言って完全に預かって休息だけしてもらいますということではなく、今後の生活に生かしていけるようなサポートができればと思っています」

この日、抱っこのコツを伝授してもらいました。
たから助産院 助産師 北村由貴恵さん
「手と足はまとめます。お尻がはまってくると静かになるので、とりあえず縦揺れをしています。お母さんもやってみましょう。お母さんのストレッチ」

たから助産院 食事係 林雅未さん
「(Q何を作っている?)今はキュウリとワカメとツナのゴマあえを作っています。(Qお母さんの晩ご飯?)そうです」
宿泊中の食事は朝・昼・晩と助産院で提供されます。旬の野菜をメインに使った、彩り豊かな献立です。
たから助産院 食事係 林雅未さん
「すごく実家に帰ってきたような感じで、後ろ振り返ったらお話しできるのもすごく楽しいです」
渕上アナウンサー
「確かに今、後ろ振り返ったらお母さんがいて」

洗濯もおまかせ。お母さんが家事に追われることなく、しっかりと赤ちゃんに向き合う時間を作ります。