あやかさん(仮名・32歳)
「最近よく笑うようになって、目が見えてきたのかなって」

生まれて間もない命。
渕上沙紀 アナウンサー
「なるほどそういうふうに…大丈夫かな…寝ました」

おむつ替えに授乳に抱っこ。愛しい反面、24時間つきっきりのお世話は大変です。
たから助産院 助産師 北村由貴恵さん
「密着すると安心感があって…縦揺れで、お母さんのストレッチ」
そんなお母さんたちを助ける“産後ケア”。

渕上アナウンサー
「いい音聞こえてます。お料理作っていらっしゃいます」
たから助産院 食事係 林雅未さん
「とにかくママが元気になってくれればと考えながら作っています」
きょうの深掘りニュースDigは、産後ケアの現場を取材しました。
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小林康秀 キャスター
“産後ケア”…あまり聞き慣れない言葉ですが、渕上沙紀アナウンサーが取材しました。
渕上沙紀 アナウンサー
木下さん、子育てって大変ですね。

コメンテーター 木下ゆーきさん(子育てインフルエンサー)
大変ですね。心身ともに疲れる作業が24時間365日ですからね。
渕上沙紀 アナウンサー
実は私も姪っ子がことし2月に生まれて、かわいいけれどお母さんってこんなに大変なんだって思いました。そこで関心を持ったのが“産後ケア”です。広島県内の産後ケアの利用者は年々増えていて、昨年度は2201人(暫定値/宿泊・日帰り)でしたが、県内で生まれた赤ちゃんの出生数からみると、利用率は12.2%です。“産後ケア”とは何か。なぜお母さんたちに必要なのか、取材しました。
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渕上沙紀アナウンサー
「こんにちは!よろしくお願いします。お母さんとそして赤ちゃん、双子ちゃんだ。かわいい。今、何ヶ月ですか」

あやかさん(仮名・32歳)
「もうちょっとで2ヶ月になります」
広島市の助産院で赤ちゃんと過ごすあやかさん。
あやかさん(仮名・32歳)
「(Q初めての出産?)いいえ、上に2歳の長女がいて、2人目3人目です。
(Q一気に2人増えたんですね)そうですね、3人姉妹になりました」

産後ケアに取り組むのはたから助産院です。家庭的な雰囲気の中、助産師がお母さんの代わりに赤ちゃんのお世話をしたり、育児相談にのってサポートします。あやかさんは2ヶ月前に双子の女の子を出産しました。出産後、出血が止まらず3日間、輸血が必要でした。
あやかさん
「帝王切開だったので、もちろん傷の痛みもあるので、起き上がるだけで痛い感じで貧血でふらふらしていたのもあったので」

双子の子育ては想像以上に大変でした。実家のサポートや夫のフォローはありましたが、2歳の長女にもまだ手がかかり、寝不足の日々。体力的にも限界を感じ、産後ケアを利用しました。
渕上アナウンサー
「お母さん抱っこしても大丈夫ですか?いいですか。かわいい。メチャクチャいい香りします」

たから助産院 助産師 北村由貴恵さん
「(Q最初来られた時は?)もうすごい疲れた顔で来られたので、お預かりしながら、お母さんにできるだけ休んでもらいました」