検察官「放火するか、迷っていたということ?」

検察官「路地に腰かけていた?」
青葉被告「こんな感じで考えていました(手を頭に添える)」
検察官「放火するか、迷っていたということ?」
青葉被告「そうなります」
検察官「十数分となると『どうしよう、よしやろう!』ということですか?」
青葉被告「大きなことをやろうとなると、そんな単純に『じゃあやろう』とはならなくなる、自分みたいな悪党でも良心がないわけではないというか、良心の呵責を抱えたままいくと、そういう部分はある」

検察官「やろうか、やめようか、というラリーを何回か繰り返したということ?」
青葉被告「そういう部分があります」
検察官「呵責ということは、やろうとしていることが悪いことだと分かっていたということ?」
青葉被告「そうなります」
検察官「当時そういう風に思っていた?」
青葉被告「そうなります」

それでも最終的に、青葉被告は火を放った。そして無関係の京アニ社員36人が犠牲となった。被告人質問は判決までに、あと7日続く。まもなく、遺族の代表が質問に立つ予定だ。