18年ぶりのアレの瞬間 ようやく言えた「阪神優勝」

8回裏は森下、大山、佐藤のクリーンナップ。佐藤のヒットでタイガースのヒット数は、この試合10本目に達した。

そして9回表、マウンドに上がったのは岩崎優。今シーズン56試合目の登板だ。先頭打者、先ほどホームランを打った岡本をセカンドフライに打ち取る。しかし続く坂本がレフトスタンドにホームラン。どよめく球場の中を坂本が悠然と一周する。阪神4-3巨人。

秋広も続く。あわやホームランか、という当たりで、フェンスをギリギリ超えないツーベース。しかしこのピンチを中野がファインプレーで切り抜ける。

そして最後のバッターを高々とあがるセカンドフライに打ち取った。

ついに訪れた「アレ」

本当に訪れた「アレ」

ようやく言える、阪神タイガースが、2005年以来18年ぶりの優勝だ。セ・リーグ優勝だ。

岡田監督は優勝監督インタビューでこう話した。「きょうで『アレ』は封印、みんなで優勝を分かち合いたい」

そして、日本一に向けて、「アレは達成しましたけど、次のステージ、最後は日本シリーズということで、日本で最後まで試合できるように・・・。日本一はまだ言葉を決めていないんです。いい言葉があったら教えてください」