介護職や農業など人手不足が深刻な現場では、外国人労働者の受け入れが広がっています。
こうした中、慣れない環境で働く外国人を『正しい雇用』で働けるよう支援する県内企業があります。その取り組みを取材しました。

いまや日本の貴重な人材、外国人労働者 

4つのレーンを貸し切って開催された、チーム対抗のボーリング大会。参加している12人は日本に働きに来ているネパール人です。

DREAM CONNECT 宮城俊彦社長
「とにかく楽しんでもらって、少しでもリフレッシュしてもらいたいというのと、日頃どういう生活をしているか、私たちも様子見になるので。いい機会になると思ってやっています」

この交流会を企画した、宮城俊彦さん。宮城さんの仕事は『外国人の人材サポート』です。

ネパールやインドネシアで人材を募集し、県内企業とマッチングさせます。宮城さんがサポートするのは”特定技能”の資格を持つ外国人。


特定技能は2019年に新設された在留資格。人手不足な深刻な介護や農業など12の分野から一つ仕事を選ぶ事が出来ますが、人手不足の解消が期待されています。しかしその資格を得るためには、日本語や技能の試験に受かる必要があります。

特定技能で働く アディカリ ノムラズさん
「リハビリ終わりましたかね?まだ?」

介護施設で働くネパール出身のアディカリさんも、宮城さんがサポートしている1人です。

アディカリさん「奈々さん、あと9分です」
利用者「あと7分!」

異国の地で働く彼らですが、やりがいを持ちながら日々の仕事を行っています。

特定技能で働く アディカリ ノムラズさん
「みんなと話をするのが僕は楽しみだから。話を色々してくれるので、利用者も。とてもいいと思う」

外国人労働者のニーズが高まる中、県内の外国人人材サポート会社はおよそ90社。

DREAM CONNECT 宮城俊彦社長
「役員にもネパール国籍の方も、職員の中にもインドネシア国籍の方もいますので。企業に紹介した後の支援体制が強みです」

就職後の外国人労働者に困りごとはないか。また企業側は義務として課されている、労働者への日常生活の支援等を行えているのか。3か月に1度の面談も宮城さん達の仕事です。