■婚姻件数は50年前から半減 家族構成も大きく変化


婚姻件数を見てみると、令和3年度は戦後最小の51万4000組。50年前の半分にまで減少。
家族構成にも大きく変化が。40年前の1980年と2020年を比較すると…

<2020年の家族構成(1980年と比較)>
▼『単独』      20%増  38%
▼『夫婦と子ども』  17%減  25%
▼『夫婦のみ』     8%増  20%
▼『ひとり親と子ども』 3%増  9%
▼『3世代等』     12%減 7.7%


恵俊彰:
40年前はおじいちゃんおばあちゃんと住んでますっていう3世帯も20%近くいたんですね。

立川志らく:
時代とともにいろいろ変わっていくからね。このデータだけ取り上げて、やいのやいの言ってもしょうがないんだけども、やっぱりちょっと何か人間の本能からずれてるってとこに恐怖を感じるんですよね。

長田氏:
今、恋愛リアリティーショーだったり、カップルインフルエンサーとかもすごく人気ですし、いろいろ話を聞いても、『恋愛自体に全く興味がない』とか、『もう絶対に(相手は)いらない』みたいな割り切っている感じも全くないんですよね。
今後『何かきっかけがあれば、必要があれば、恋愛していけばいいよね』っていうくらいの感覚なのかなというのはあります。
そして、先ほどお話が出てたと思うんですけど、結婚とか恋愛をする時に『経済的にこういう状況じゃないといけない』とか、結婚して子どもを産むとなった時の支援がそんなに充実してなかったり、夫婦の姓の選択がまだできないとか、結構狭い中で“結婚”っていうものを決めていかなくてはいけない状況ですよね。
もう少し多様な選択ができるようになっていくと、モチベーションも上げることはできるんじゃないかなと考えますね。

恵俊彰:
長田さんご指摘の通り、『経済的な力がないから不安だ』『結婚しても責任を果たせないのではないか』という不安もあるから。(日本全体の)賃金が上がるとか、夫婦別姓も選択できるとか、そういう幅がどんどん増えていけば。

八代英輝:
そうですよね。国としての成長戦略ですよね。

(ひるおび 2022年6月15日放送より)