河村勇輝選手「観衆の声援にも後押しされて、自信をもってチャレンジできた」

 今まで、世界のトップチームを相手にすると、序盤からリードを許し、そのまま徐々に突き放されていくのが日本のパターン。しかし、フィンランド戦のこの日は違った。渡邊雄太選手、ジョシュ・ホーキンソン選手という日本が誇る2枚看板がゴール下で奮闘すると、前半の苦しい時間帯を、比江島選手を中心とするベテラン陣が踏ん張って、踏ん張って食い下がった。

 そして、最終クォーター。河村勇輝選手、富永啓生選手の若手の「一気の爆発力」で逆転。この爆発力を後押ししたのが、沖縄アリーナに詰めかけた大勢の観客の日本チームを「信じるチカラ」だった。最大18点のリードを許す展開。それでも、観衆は日本の逆転を信じていた。日本チームが好プレーを見せるたびに、拍手と歓声で選手たちを鼓舞。第4クォーター、日本の追撃が始まると会場の空気が一気にヒートアップ。大歓声でNIPPON逆転の流れを作り出していった。大声援に後押しされるように、体力的に一番きつい第4クォーターで日本の選手たちは体を張り、相手チームよりも走り、勇気をもって攻め続けた。

 第1戦のドイツ戦では果敢に仕掛けることができなかった河村選手は「とにかく勝ちたいという執念だった。きょうは観衆の方々の声援にも後押しされて、自信をもってチャレンジすることができた」と、攻め続けた大逆転劇を振りかえった。