『自分の気力との闘い』…衰えていく肉体に抗う
スタートから6時間。お昼の時間もビワイチならではの楽しみ方があるようです。
(北さん)「おにぎりです。お弁当です。ここの景色良いでしょう」
早苗さんお手製のおにぎり。琵琶湖を独占できる北さんだけの特等席で楽しみます。
お昼を食べてしばらく走っていると、同行中の番組スタッフの靴底にトラブルが発生しました。
(番組スタッフ)「今どういう状態なんですか?」
(北さん)「(靴底の部品が)すり減っているんですわ」
北さんは荷物の中からカッターナイフを取り出して手際よく応急処置をしてくれました。
(番組スタッフ)「あっ、(金具が)はまった。すごい!いけました!」
(北さん)「大丈夫ですね。じゃあスタートするよ」
69歳でビワイチを始め、79回も走り切った北さん。何度走っても残り30kmは疲労が蓄積するといいます。
(北光次さん)
「自分の気力との闘いという感じで。いつもそうですわ。琵琶湖大橋を渡ってからね。修行、修行ですわ」
衰えていく肉体に抗って、若き日のプロポーズの言葉を守りたい。淡々とペダルを回します。
そのころ、自宅では妻の早苗さんと親戚や友人がサプライズでお祝いの準備をしていました。
(妻・早苗さん)
「もうすぐですね。ドキドキしています。暗い時に帰ってくるとランプが見えるんですね。そうするとホッとするんですよ」