コロナで延期で “ガン泣き” 参加できなかった家族の思いも乗せて

次女・結衣さん(15歳 高校1年):
「自分はお姉ちゃんが(船に)乗っていたから(囃子として)ずっと出たくて。
去年くんちが中止って言われたときは、もう本当に “がん泣き”して」

次女の結衣さんは、本来3年前に囃子方を務めるはずでした。
しかし囃子方は中学生まで。3度の繰り延べで高校生になり、今回の出演は叶いませんでした。

妻・慶子さん:
「年回りってすごくあるじゃないですか、おくんちって。
コロナがなかったら出られた人とかがいるので、乗れない人たちの気持ちも一緒に乗ってほしいなって」

結衣さん:「残り1か月間、悔いが無いように頑張ってほしいなと思います」

いまは60点。本番は満点超える奉納を

稽古も大詰めを迎えた先月下旬。
根曳衆の息も合い、目指す船回しに近づいてきました。

長采 平良 光一さん:
「だいぶスピード良くなってきた。バッチリバッチリ。行きましょう。頑張りましょう」

添根曳 上戸 貴之さん:
「(白倉さんは)パワフルですよ、体とサイズ見たらわかります」
(大太鼓で娘の)雪那さん:「言われてる(笑)」
添根曳 上戸 貴之さん:「オールドルーキー」

白倉 一行さん:
「みんなと一緒に回せているところが楽しいです」
「出る予定だった次女の分も、前回大太鼓で出た長女の気持ちも一緒にして頑張っていきたいと思います」

長采 平良 光一さん:
「最初はもうズタボロでしたけど。3点から始まりましたからね。
だいぶ良くなってきたんで50点、60点ぐらいですかね?
55点にしときましょう。
当日のパワーで頑張らせていただきます」

船大工町の川船。
町に関わる全ての人の想いを乗せて、満点を超える奉納を目指します。