10年ぶりの船回しで…

今回の根曳衆は、半数が新人です。
船回しの初稽古は先月中旬でした。

「礼!お願いします」

半数は新人、経験者でも10年ぶりに触れる船。
最初はまっすぐ動かすことすら、ままなりません。

根曳(経験者)萩原 剛さん:
「“采”がバッて振ったら後ろやし、引いたら前やし。絶対 ”采”ば見て。止めるときも “采”ば見らんば。俺たちいちいち言わんけん、言えんけん」

船の重さは約2トンと言われます。
思い通りに動かすには、根曳全員の意思統一と『押す』『曳く』『止める』の力加減が重要になります。

根曳(経験者)鎌倉 太郎さん:
「結構早めにこうせんば、後ろは幅のないけん止め切れん」

長采 平良 光一さん:「気合いがまだまだ空回りしてた」「今日は最低でした」