レギュラーガソリンの全国平均価格が1リットルあたり186円50銭となり、先週に続いて、再び最高値を更新しました。

資源エネルギー庁によりますと、今月4日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前の週と比べて90銭高い1リットルあたり186円50銭でした。16週連続の値上がりで、先週、15年ぶりに記録した最高値を再び更新しました。

▼産油国のサウジアラビアが、原油の自主的な追加減産を年末まで延長すると発表したことで原油価格が上昇したことに加え、▼円安によって原油の輸入価格が上昇したこと、さらに、▼政府が支給している補助金が段階的に縮小していることが要因です。

ただ、経済産業省は補助金によってガソリン価格は9円20銭抑制されたとしています。

ガソリンの補助金をめぐっては、政府が10月中に全国の平均価格が175円程度の水準となるよう、あすから▼185円を超えた分は全額を、▼185円以下の分は3割を補助する新たな制度の運用を始め、12月まで補助をすることにしてします。

調査した石油情報センターは、新たな補助金の制度が始まることから「来週のガソリン価格は値下がりする」と予想しています。