コロモイスキー氏が持つバイデン大統領への爆弾

自分の身を守るために、コロモイスキー氏を自分の元に置くとも見える、今回の措置。さらにこのコロモイスキー氏を“懐に入れる”理由は、彼がアメリカに対するカードとなる“爆弾”を持っている可能性があるからだという。

ウクライナ財務大臣アドバイザー田中克氏
「コロモイスキー氏は、バイデン大統領の息子ハンター・バイデン氏のスキャンダルについても、テレビ局のオーナーとして握っていると言われている。ですからそれをチラつかせながら、NABUが一定の距離を置かざるを得ないようにしていた」

ハンター・バイデン氏のスキャンダルとは、自身が幹部を務めていたウクライナのガス企業から、不正な巨額報酬を得ていたなどとして、アメリカで捜査が行われているものだ。

その証拠を、オリガルヒであるコロモイスキー氏が握っていて、ゼレンスキー大統領はこうした情報を、今後の武器供与や支援を引き出すカードに使おうとしているのではないかと田中氏は言う。

ウクライナ財務大臣アドバイザー田中克氏
「ゼレンスキー大統領とイェルマーク長官が、コロモイスキー氏の握っているハンター氏の証拠にアクセスしていたのか…そのあたりのところを本当はNABU(国家汚職対策局)が調べるはずだったが、SBU(ウクライナ保安庁)が身柄を持っていてしまったので、それもできなくなってしまった」

ウクライナとアメリカの水面下の暗闘…しかし、もしコロモイスキー氏の持つハンター氏のスキャンダルの証拠が表に出るとしたならば、ウクライナ支援に後ろ向きな共和党にとっては、バイデン大統領を攻める格好の材料になる。

ウクライナがこのカードを切って支援の増加を求めるのか、ゼレンスキー大統領にとっても“諸刃の剣”となることは間違いない。

(BS-TBS「報道1930」 9月4日放送より)