井上キャスター:
過去のデータを基に、1年でどのくらい台風が発生し上陸するのでしょうか。

例えば2004年です。台風上陸が10個で過去最多でした。平年は大体3個ほどと言われていて、上陸数では3倍を超える多さです。発生は29個です。平年が25個ぐらいなので少し多い程度です。この時も原因として挙げられたのが「モンスーントラフ」などでした。

2004年の台風23号は、四国から近畿・関東を中心に土砂災害や河川の氾濫が相次ぎました。多くの被害が出ましたが、京都・舞鶴市では観光バスが水没し、観光バスの屋根の上に乗客37人が取り残されることもありました。

ホラン千秋キャスター:
3つの台風が、たまたまタイミングが重なっていますが、2023年が突出して台風が多いわけではないということですか。

國本未華さん:
年間でまだ12号というのは、それだけを見ると少ないです。ただ「1週間で相次いで発生した」のが特徴的です。期間を置いて、また発生しやすい状況になっていく恐れがあります。

ホランキャスター:
短期間に繰り返しやってくるとなると、上陸するかどうかは、それぞれの台風で分からないですが、影響を受ける地域に限って言うと、またかと気持ちの面の疲労が溜まっていきますよね。

田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士):
事前にしっかり見て、予防するしかないですね。