事務所スタッフ「(性加害は)デビューしたければ我慢するしかない」

さらに調査報告書では、ジャニーズ事務所全体としても問題があったと指摘されています。

1980年代にジャニーズJr.に所属していた被害者は、性加害を受けたあと事務所に電話したといいます。

(調査報告書より)
元ジャニーズJr.
「ジャニーさんが布団に入ってきて色々触られたんですが、どうすれば良いですか」

事務所スタッフ
「デビューしたければ我慢するしかない」

そのあとも、「みんな通っている道だ」などと言われたと証言しています。

再発防止特別チーム 林眞琴座長
「ジャニーズ事務所が組織としてジャニー氏の性加害が事実であることを認め、真摯に謝罪することが不可欠。

謝罪と(被害者の)救済、これ無くしてはジャニーズ事務所が今後再生を図ることは難しいと考えております」

会見を見ていた、当事者の会の石丸副代表は…

ジャニーズ性加害問題当事者の会 石丸志門副代表(55)
「謝罪と救済がなければならないと明言されました。これは非常に大きな転換点だと思います。

再発防止チームが(ジュリー社長の)辞任を勧告した、重く受け止めたという点では評価は出来ると思います」

街の人に、報告書の内容を見てもらうと…

ジャニーズファン(20代)
「生々しすぎて、こんなことがあったんだっていう感じです。つらいよね。かわいそう」
「全然、正直信じられない」
「きれいな仲いいジャニーズファミリーっていうのをずっと夢見ていたので、ちょっと裏切られちゃったみたいな感じはあります」

20代
「今までこれがずっと事実としてあったにもかかわらず、今ヒアリングであがってきた声が当時出てこなかったことが、何か裏を感じちゃうなっていうのは思います」

ジャニーズ事務所は提言を受け「提言および会見内容を真摯に受け止め、今後予定しております記者会見にて、その取り組みを誠心誠意ご説明させていただく」としています。