貨物列車が脱線したことを想定した訓練が青森市で行われ、参加した運転士などが事故が発生した時の貨物列車特有の対応を確認していました。

※訓練「信号炎管設置・とまれー・とまれー・とまれー」

訓練は、JR貨物が主催して、列車が運行する北海道と東北の鉄道会社などから165人が参加し、貨物列車が上り線で脱線したという想定で行われ、運転士が事故の発生を周囲に知らせるために発煙筒を焚いたうえで、列車が動き出さないように手歯止め(てばどめ)と呼ばれる専用の器具を車輪につけたりしました。
さらに、貨車と貨車をつなぐホースを外すなど貨物列車特有の対応を学びました。

※運転士・櫛引森之介さん「貨車の手歯止めをかけるのがなかなか機会がありませんでしたので今回そういう実践でやれたというのが非常に有意義なところだったと思います」

参加した人は、真剣な様子で訓練に臨み、万が一の事態に備えていました。