「備えあれば憂いなし」 意外と加入者の少ない“水害保険”
日比麻音子キャスター:
このケースを見てみましても、やはり台風というのは事前に情報があるので、とにかくできることをできるうちに、というところになりますよね。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
よく昔の言い方で「備えあれば憂いなし」と言うじゃないですか。こういうニュースを見ると私も、何か今のうちに備蓄など、そういうことはできないかなと思うんですけども、一旦台風が去ってしまうと、「まあ、いっか」みたいになりがちなんですよね。
日比キャスター:
どうしても慣れてしまいますよね。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
例えば今のうちに、水や食料などを備蓄しようと思っても、意外と置くところがないんですよ。これもちょっと困るなと思うんです。でも一つだけ、場所を問わずできることがあると思うんですよ。それがある意味、水害保険なんですよね。
私ちょっと調べてみましたら、水害保険というのは、火災保険に紐づいてるんですけども、火災保険に日本で入ってる方々が大体8割。そういう保険に(水害保険が)特約でついてるので、それ(加入者)がまた8割。ということは約6割の方しか入ってない。4割の人が入ってないということなんですよね。これはスペース関係ありませんので、僕はそれも一つの備えなのかなと思います。

南波雅俊キャスター:
2016年の「台風10号」に関して、初めて東北に上陸したということじゃないですか。気象予報士の広瀬さんともさっき話したんですけど、やはりここ20~30年のスパンで見ると、今まで来なかったところにも台風が来て、被害がある。本当に日本全国、皆さんがやはり当事者意識を持ちながら準備をしていく。この辺りも大事ではないかと思います。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
まさしくそうですよね。トリプル台風などは確かに昔1回聞いたことがあるなと思うんですけど、やはり「こういう異常気象が当たり前なんだ」ということで、備えもそうですし、心掛けも大事ですよね。
南波キャスター:
あとやはり私たちもきちんと呼びかけていかなくてはいけないですけど、特に高齢者の方、あとは避難に時間がかかる方は、より自治体の情報をきちんと確認して、より早めに、気持ちの準備も含めてぜひしていただけたらというふうに思います。