28日、日本の南の海上で台風11号が発生しました。これで日本近海に三つの台風が発生していることになります。今週にも列島に接近する予想で、再び厳重な警戒が必要です。
台風同士が近づき“干渉しあう”可能性

加藤シルビアキャスター:
日本近海に発生している三つの台風について掘り下げていきます。
発生していた「台風9号」と「台風10号」に加え、8月28日に「台風11号」が発生しました。これによって、“トリプル台風”ということになったわけです。

気になるそれぞれの進路を見ていきます。
まず、「台風10号」に関しては、この後、日本からそれていく予想が出ています。
そして注目なのは「台風11号」と「台風9号」の進路です。詳しく見ていきたいと思います。

今後の進路予想です。
まず、▼「台風9号」に関して、非常に強い勢力を維持したまま、北上して西へと進路をとっていくという予想が出ています。
そして▼「台風11号」に関して、発達したまま、北西方向に向かうという予想が出ています。
広瀬さん、ポイントは、もしかしたら二つの台風が近づくかもしれないということなんですよね。
気象予報士 広瀬駿さん:
そうですね。「台風11号」に関しては、「台風9号」が招き寄せるかのように、追いかけて北西方向へと進む見込みなんですね。

加藤キャスター:
もし台風同士が接近すると、どういった影響があるのでしょうか。
いろいろなパターンが考えられるそうなんですが、▼台風同士が反発しあったり、▼逆に台風同士が近づいたり、▼進路を変えて逆走する。
総じて、ピークが長続きし、進路予想が困難であるということが挙げられます。
予報円が大きく、まだ予想の幅が大きいということなんです。

気象予報士 広瀬駿さん:
特に「台風11号」の方を見ると、「台風9号」よりも予報が若干大きいんですよね。台風は自分自身で進路を決められないんです。
周りの風に乗って進むんですけど、「台風11号」から見たら、「台風9号」がどういった強さなのか、位置かで大きく進む場所というのが変わってしまうので、予報の幅が大きい。近くにあるときは大きくなるということですね。