当時のニセ僧侶 村の手品の人気低迷がきっかけ

高柳キャスター:
そして2016年に取材した際のニセ僧侶の「数珠」や「お札」はどこで入手しているのでしょうか。
2016年、中国・河南省の周営村というところですが、中国の手品の発祥の地だそうです。
村にあるお店では、数珠が多く扱われているんですが、ではそのニセ僧侶とどんな関係があったのでしょうか。
当時のニセ僧侶
「ニセ僧侶始めたのは10年ぐらい前、若者がどっと出ていった」
村の手品の人気が低迷したことで、新しい仕事に、この“ニセ僧侶”が見つかって選ばれたということなんです。
外国人観光客への情報発信のあり方
井上キャスター:
今回こういう詐欺被害のようなケースですけど、思うのは外国人観光客が多くいらっしゃってる中で、日本は、例えば台風のときなどの情報発信がなかなか適切にできてない気がして、もう少しアプリをダウンロードしてもらうようにするなど、何か周知徹底のやり方、他にも「地震についてどうアプローチするんだ」など、何かやり方があるかなと思うんですよね。
田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士):
せっかくSNSというものがあるわけなので、言語が違えど、少なくとも英語で「こういうような危険がありますよ」や「こんなふうなことは注意してください」という、たった一文あるだけでもまた違いますよね。
ホラン千秋キャスター:
でも自分が海外で同じようなシチュエーションになったら、「あ、いらないです」という勇気がなかなか出ない。「気を悪くさせるのも申し訳ないし」と出してしまう気持ちもわかりますね。だからこそですね。