東京・上野公園にある徳川家康ゆかりの「上野東照宮」が、参拝客に声をかけお札や数珠を売りつける“ニセ僧侶”への注意を呼びかけています。どんな手口なのでしょうか。
6年前のニセ僧侶と所持品が酷似

高柳光希キャスター:
ニセ僧侶の手口をまとめました。
まずは上野東照宮です。1627年に創建され、400年近い歴史のある徳川家康を祀る神社です。
多数の外国人観光客も訪れている上野公園内ですが、7月24日、ヨーロッパ系の白人に「数珠」や「お札」を渡し、1万円で売りつける被害が確認されています。

そして、過去にも事例がありました。
ニセ僧侶は、2016年にも確認されており、2017年4月には、中国籍の自称・農家の男性が逮捕されています。

では、今回出没しているニセ僧侶の関連性を見ていきます。
過去のニセ僧侶との共通点ですが、6年前の2017年4月に警視庁が逮捕した中国籍男性の所持品と、2023年8月に確認されたニセ僧侶の所持品に関して、かなり似ているものが扱われています。

そして、神社の近くの売店の方にお話を伺っています。
神社の近くの売店の店員
「(外国人に)“お札”を渡して、『ありがとう』と言ったら、『お金をいくらいただきます』と」
→先に「お札」を渡して、その後に受け取って、「ありがとう」と言ったら「お金ください」という形になっているということですね。
神社の近くの売店の店員
「コロナ渦で見なくなっていたが“解禁”になったから来たのかも」