大森さん『自分で危険を回避するすべを見つけられたら』

 この夕食に特別な想いを抱いている子がいました。小6のわかなさん(12)、小麦のアレルギーが特に重く、修学旅行ではこんな経験をしたそうです。

 (わかなさん)「(微量でもアレルギー反応がでるため)みんなが食べているところにいるのもだめだから、違うところで食べないといけないからフードコートで食べました」

 みんなが広島焼きを食べている時に同じ店で食べることができなかったといいます。

 (わかなさん)「きょうは気にせず食べられたし、おいしかったし、よかったです」
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 この経験が子どもたちの一歩踏み出すきっかけになればと、キャンプを開いた理由を大森さんは語ります。

 (大森さん)「キャンプや合宿等は『保護者が同伴してください』ということも多いんですよね。子どもたちが自分で危険を回避するすべを見つけたら、何もあきらめることなくやりたいことをやれるようになるんじゃないかなと」
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 友達と過ごす夜。ワクワクする気持ちが抑えられませんが、あすに向けてもう寝る時間です。