■第19回世界陸上競技選手権大会 第5日(日本時間23日、ハンガリー・ブダペスト)

男子棒高跳の予選に出場した五輪、世界陸上金メダリストで世界記録保持者のA.デュプランティス(23、スウェーデン)が決勝進出を決めた。

最初の5m35をパスすると、その後は5m55、5m70、5m75を全て一回でクリアし、全体のトップで予選を突破した。予選後には「金メダルを取って、とても大きな壁を越えていくよ」と世界記録更新を期待させるコメント。

前回のオレゴン大会・決勝では自身の世界記録を1cm更新。今年2月にはフランスで行われた室内の大会で、さらにその記録を1cm更新する6m22を跳び、自身6度目となる世界記録を樹立している。

世界陸上直前のダイヤモンドリーグ(モナコ大会)では、まさかの4位と心配されたが、大舞台にしっかりピークを合わせてきた。

27日の決勝では自身7度目の世界記録更新となるか、注目される。

日本勢は初出場の柄澤智哉(21、日本体育大)は5m35を3回失敗し、決勝進出はならなかった。