第2・第3のOSO18が出てくる可能性も・・・

南波キャスター:
人にも被害があったということで、北海道厚岸町の「おのでらふぁ〜む」は、2021年7月に乳牛1頭がOSO18の被害に遭いました。対策として、防護柵や電気柵、ロケット花火など、あらゆる対策を講じてきました。
「おのでらふぁ〜む」の小野寺孝一さんは「OSO18が駆除されてよかった。とりあえずは一安心だ」と話しています。
ただ懸念もあるということで、「第2・第3のOSO18が出てくる可能性もあるので心配。引き続き対策は続けます」とも話されています。
あくまでも地元の噂ですが、OSO18以外にも乳牛を襲っているクマがいるのではないかという話も出始めているそうです。
日比麻音子キャスター:
「忍者グマ」と言われるほど、対策が本当に難しかったということで、地元の方は、様々な工夫を続けていたと思いますが、第2・第3のOSO18が現れる心配はまだまだ尽きないことになりますね。

松田丈志さん:
可能性は大いにあると思います。ただ、その土地土地に住んでいる生物たちと共存していく形を追求してほしいと思います。人の生活と、野生の動物の生活する環境を守っていく方法がないのかなと思います。
ホランキャスター:
電気柵をよけるように穴を掘ったり、匂いを残さないように体を洗ったりと大変用心深い。賢くて用心深い生き物たちが、万が一、人里に現れた場合、どういう対応をすればいいのかというのは、そういった生き物に遭遇するのに慣れてる地元の方でも、かなり怖いでしょうし、難しいところがありますね。
日比キャスター:
気候変動の様子を見てみても、人間が、これまでの経験でなかなか太刀打ちできない状況が続いていますから、もっと広い目で環境と向き合っていきたいですね。
松田丈志さん:
その課題を我々が背負ってる時代に生きてると思いますね。