大森稟太さん:
「スーパーボールで跳ねる高さを調べてみた」
チューター:
「200だと151、250だと187、OK、面白いデータ取れましたね。早速AIに打ち込んでみよう」

自由研究の期間はおよそ3週間。

週2回、チューターとのオンラインミーティングを重ねて進めます。

つくっているのはスーパーボールの跳ね返りの高さを求めるAIです。

【父親と行った実験】:
稟太さん「いくよ」
優二さん「1メートル37くらい」

落とす高さを変えながら何度も実験を繰り返し、結果をAIに学習させることで精度を上げます。

プログラミングの知識も必要で、稟太さんは本を読んだりチューターに質問したりして、一から勉強してきました。

チューター千葉大2年 衣笠ジョシュア海(かい)さん(18):
「飲み込みの早さが圧倒的に早くて、パイソン(プログラミング言語)の基礎というのは、(大学では)1~2か月かけて1回90分の授業で教わるのが通常。それを小学生でありながら、1回40分の授業を2回やるだけで成し遂げた」

専門的な知識をもっと学びたいと自らミーティング時間を2時間に延長するほど、AIに夢中です。


父・優二さん:
「少しずつ徐々に慣れてきて、楽しみながらやっているなと横で見ていて伝わってくる」

大森稟太さん:
「楽しいからそんなに大変じゃない」

3週間、自分の好きなことと思う存分向き合った子どもたち。

違う興味を持た仲間との出会いもまた新たな興味が沸くきっかけに繋がっていきます。

大森稟太さん:
「自分の好きなことが違うし、みんな違う部分がすごい、けれどみんなすごい」


EducationBeyond理事・小林りんさん:
「どうしても日本って『変わっているね』がちょっとネガティブ。変わっているはユニークであって、すごくいいことだと思う。『変わっているね』が誉め言葉の時代を作っていけたらと思うし、長野でも新しい動きにこれがなったらいい」