「アドバンス・ラーナー」という言葉をご存じでしょうか?
明確な定義はありませんが、特定の分野に強い関心を持ち、授業を超えた学びを求める子どもたちのことを言います。
もっと好奇心を満たしたい!と学ぶ意欲にあふれる子どもを支援していく取り組みが始まっています。
夏休みも終盤となったこの日、長野市で自由研究の発表会が行われました。
参加したのは県内外の小学4年から6年までの8人ですが、その内容は・・・
【発表】:
「納豆菌がないと腐った大豆になっちゃう!」
「わ、私、納豆菌入れてなかった」
手作りの漫画でまとめられたのは、「納豆菌」に関する実験結果。
さらに、別の子どもは・・・
【発表】:
「この中にあなたの年齢はありますか?」
「ありません」「あります」…
「あなたの年齢は58歳です」「はい」(歓声と拍手)
二進法を使って年齢を当てるスゴ技を披露!
どれも小学生とは思えない発表ばかりです。

「納豆菌」を自由研究のテーマにした児童:
「(納豆菌が)アミノ酸を生み出してくれるいい菌だと知ったし、いい体験になった」
彼らが参加したのは「アドバンス・ラーナー」などを対象にした自由研究プログラム。
学校の授業では満足できない子どもたちを支えようという取り組みです。

EducationBeyond 飯田陽一郎(いいだ・よういちろう)さん:
「野球を全力でプレーして怒られたり、とがめられたりする人はおそらくいないと思う。ただ、自分の知的欲求を表に出してあいつ何やってんの?とかちょっと抑圧される環境はどうしてもあると思っていて、それをもっと皆さんに知ってもらいたい」