災害が少ないと言われる岡山 他エリアとの「防災」意識の違い

ーちょっと話は戻りますが、黒潮町の皆さんと交流して、やはり「防災」、来たるべき南海トラフに備える気持ちについてはどう感じましたか?向こうの子供たちは、自分たちと意識がやはり違うんじゃないかなと。

(大谷さん)
私たちは2人とも黒潮町の研修に参加したんですけど、彼らの意識の高さって、本当に想像を超えるくらいのものがあって、やはり「誰かのために自分の命を守る」っていう、もちろん自分自身の命を自分で守る方が大切なんですけど、誰かのために、それは例えば家族であったり、地域の住民だったりするんですけど、そのために逃げるというのをすごく大事にされてるなっていうふうに感じます。

ーやはり国内でも南海トラフの際の高知の被害はかなり大きいと想定されているだけに、そういった気持ちを我々も感じなきゃいけませんし、そのときどう行動するかということにも繋がってくるかと思います。

ネパールでの研修を経験し、2人が描く「将来の夢」は?

さて短い時間でしたけども、2人の今後の夢や目標を教えてください。

(假屋さん)
私は、まだ将来の夢ははっきり決まってないんです。実はいま、文理選択で絶賛悩み中なんですけど、今回ネパールの研修も、将来を決めるきっかけになるかもしれないと思って参加しました。

すごくアバウトにはなってしまうんですけど、「困っている人の声に耳を傾けて、行動ができる人」になりたいです。日本は、いろんな人が知識はあると思うんですけど「行動まで移す人が少ない」っていうのがあって。

「他者理解」と「共生をする努力をしようとする」...志を世界中の人たちが持つために、国際的に働きかけられる人になりたいです。そのためにも英語の勉強をはじめとしたいろいろな勉強に励んでいきたいなと思っています。

(大谷さん)
私は、心理学にも興味があるので、公認心理士の資格を目指しつつ、その国独自の「BOUSAI」について、もっと研究を深めたいと思っています。

ー2人とも、どうもありがとうございました

(大谷さん・假屋さん)
ありがとうございました!