この夏、久々の旅行を楽しもうという方も多いのではないでしょうか。いま、「旅先納税」と呼ばれる新たな旅の形に注目が集まっています。

北海道伊達市の「道の駅」。地元産の葉物野菜などが多く並び、連日多くの観光客が訪れます。

その入り口のポスターには見慣れない文字が…「旅先納税」。

函館から来た客
「知ってる?」

室蘭から来た客
「旅先納税?ふるさと納税じゃなくて?」

旅先納税とは、ふるさと納税のひとつの形。QRコードを読み取り、寄付金額を選ぶと、その3割を上限にすぐに使える電子ギフトが発行され、道の駅での買い物などに使うことができます。

これまでのふるさと納税のように納税先の返礼品が届くのではなく、実際にその地域を訪れて楽しみながら納税してもらう。

伊達市は去年8月に導入しました。

この日、初めて利用した人は…

旅先納税をした人
「良かったなって感じ。ちょっとチャレンジしてみようかなと」

旅先納税をした人
「簡単にできたので、ちょっと初めてのことで嬉しかったです」

温泉が自慢のこのホテルでは、宿泊代金として使うことも。

さらに…

記者
「こちらの施設では、飲食やお土産にも使うことが出来るんです」

これまでに30件ほどの利用があったといいます。市も、旅先納税を地域活性化に繋げたい考えです。

伊達市企画財政課 大沼圭介さん
「町で使っていただくことによって、お客さまが直接来ていただいて、嬉しい声を聞かせてくれるので、活性化につながってるのだと思います」

一方、こちらは今週から始めた北海道の白老町。アイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」では、その準備が行われていました。

企画調整課 笹山学課長
「旅先納税の周知をするためにポスターを掲示するところです」

現在、ウポポイの入場券のほか、町内の飲食店など36店舗で電子ギフトを使うことが出来ます。

白老町 戸田安彦町長
「それぞれの経済活動にも繋がっていくと期待。新しいふるさと納税のツールが1つ増えたかなと思う」

旅先納税は現在、北海道や山梨県の7つの自治体が導入。今後はさらに増え、9月末までに13自治体になる予定です。

広がる旅先納税。仕組みを開発した会社は…

ギフティ 森悟朗執行役員
「旅先で共感したら納税をする。そんな文化を作って皆さんと笑いたい」

旅のついでに街に貢献。旅先納税は地域振興の新たな起爆剤となるのでしょうか。