■第19回世界陸上競技選手権大会 第2日(日本時間20日、ハンガリー・ブダペスト)

男子走高跳の予選が行われ前回大会、日本初の入賞を果たした真野友博(27、九電工)、赤松諒一(28、アワーズ)、長谷川直人(26、新潟アルビレックスRC)が出場。前回予選敗退の赤松が2m28まで失敗することなく決勝進出を決めた。真野と長谷川は予選敗退となった。予選通過ラインは2m30以上の跳躍もしくは上位12人に入ることが条件。

グループAの赤松は最初の2m14を一回でクリアすると、2m18、2m22、2m25を1回でクリアした。予選突破が濃厚となる2m28では、この日初めて観客に手拍子を求め、その勢いで宙に舞った。これをクリアし、渾身のガッツポーズ。予選のバーは2m28で決着がついた。
この組には前回、銀メダルの ウ・サンヒョク(27、韓国)も2m25で失敗するも、すぐに修正。決勝に進出した。

グループBの真野は最初の2m14を1回目に失敗するも、2回目の跳躍でクリア。つづく2m18は1回でクリアしたが2m22を3回、失敗して前回に続く決勝に進出することはできなかった。同じく組で初出場の長谷川は2m22を2回失敗し、追い込まれるも3回目でクリア。2m25も3回目でクリアし、今シーズンベストの跳躍を見せた。しかし2m28のバーを越えることができず予選敗退となった。
前回、金メダルのM. E. バーシム(32、カタール)は他選手と違う別次元の跳躍を見せ、危なげなく決勝進出を果たした。

決勝は日本時間23日に行われる。