■第19回世界陸上競技選手権大会 第2日(日本時間20日、ハンガリー・ブダペスト)

男子110mハードルで日本人初の決勝進出が期待される日本記録保持者の泉谷駿介(23、住友電工)が、予選2組を走り13秒33を(+0.5)マーク。余裕の走りで2着に入り、着順で2大会連続となる準決勝進出を果たした。

レース後「バランスが悪いレースになってしまったので準決勝はそこを修正したい。まずはしっかり決勝を狙うというところで、メダルは狙えそうだったら狙う」と振り返った泉谷。日本人初の決勝進出へ意気込んだ。

泉谷は今季、日本選手権で自身の日本記録を更新する13秒04をマーク。世界のトップ選手が集うDLローザンヌで初出場ながら日本人男子初の優勝を飾っている。

初出場の横地大雅(22、TeamSSP)は3組9レーンに登場。レース後半、隣を走る選手が転倒し、横地の10台目のハードルが倒れるアクシデント。14秒39の8着となった。横地はレース後「自分が前に出ていれば問題なかった。強くなって戻ってきたい」と話していたが、救済措置により準決勝進出を果たした。

2大会ぶり3度目の出場となる高山峻野(28、ゼンリン)も5組を13秒35の2着。日本勢3選手が22日の準決勝に進む。