アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は先月の金融政策を決める会合の議事録を公開し、大半の参加者がインフレ=物価上昇の上振れリスクに警戒感を示していたことが明らかになりました。

アメリカのFRBは16日、先月25日と26日に開いた金融政策を決める会合の議事録を公開しました。

それによりますと、会合の中では大半の参加者が「インフレ=物価上昇率が上振れるリスクがかなりある」と警戒感を示し、インフレを抑えるための追加の金融引き締めの必要性に言及しました。

一方で、2人ほどの参加者は経済の状況を見極めるため金利を据え置くことを提案したということです。数人の参加者は高い金利が続いていることで景気が腰折れするリスクについて指摘したとしています。

先月の会合でFRBは全会一致で0.25%の利上げを決めていますが、インフレと景気腰折れのどちらのリスクを重くみるべきか、難しい判断を迫られていたことが改めて示されました。

議事録の発表後、市場では大半の参加者がインフレの上振れリスクに警戒感を示したとの内容から、FRBによる追加の利上げの可能性が意識され、為替市場は円安・ドル高に動きました。