水の都として知られる島根県松江市の撮影スポットの一つ、宍道湖の嫁ケ島。夕陽に浮かぶ姿は実に美しく、人気を集めています。しかしこの嫁ケ島、実は今の姿に至るまで、頻繁にその姿を変えてきたというのです。昔の地図から、その変遷の様子を辿ってみました。
入江直樹 記者
「昔の地図を見ていたら、嫁ケ島の形が今と全然違うんです。4つか5つの島が描いてあります。どうしてなんでしょう。」

江戸時代前半の17世紀末に描かれた「大坂より松江航路図」の一部にあるのは、「よめ嶋」という文字。これが、当時の嫁ケ島とのことだそうです。盛り上がった岩のような姿で、4つか5つに分かれています。
現在の嫁ケ島は真っ平らで、人工の島かと思うような小判形。
どうしてこんなに姿が違うのでしょうか?
嫁ケ島の保全活動などに取り組むNPOでガイドをつとめている岡崎雄二郎さんに聞きました。