今年も残すところ2か月半あまり。
年末に近づくとお酒を飲む機会も増えますが、飲酒運転を防止しようと、14日、島根県松江市の中学生が、警察とタッグを組んで講習会を開きました。
「うわっ、これ、難しいですね…」
飲酒状態を再現したゴーグルを着用しキャッチボールをしたのは島根大学の学生。
普段は軽々できるのに、歩くのですらままならない様子。
飲酒運転を防ごうと松江市で開かれた講習会では、松江警察署の警察官と学校の授業で飲酒運転などの研究に取り組む中学生2人が、大学生約20人に対し、研究の成果や「自分は大丈夫」と軽い気持ちで飲酒運転をしないよう注意を呼びかけました。
島根大学教育学部の学生
「今度飲み過ぎちゃったときは本当に気をつけようと思った」
今年8月までの島根県内の飲酒運転の検挙件数は72件。
去年の同じ時期に比べて4件増えるなど飲酒運転は増加傾向となっています。
講習会を開いた島大附属義務教育学校 後期課程9年生 松本よつ葉さん
「飲酒運転は皆ダメだとわかっていると思うけどちょっとでも過信があるとやってしまうということが分かったので、自分はやったらいけないということを意識して生活していってほしい」
松江警察署は、飲酒運転の取締りを強化していくとともに、中学生らが作製し配布した反射材などで、自分の身を守るようにしてほしいと呼びかけました。