捜査関係者によりますと、男性は体の後ろで両手を拘束され、背後から首付近をナイフのような刃物で刺された致命傷は、肺の近くまで達していました。

ノコギリや刃物を購入していた自宅近くの量販店

 また、瑠奈容疑者と父親の修容疑者は、自宅近くの量販店で、7月1日午前2時ごろまでにノコギリや複数の刃物などを揃えていたことがわかっていましたが、午後8時ごろ、ノコギリを追加で購入していたことが新たに判明しました。

 瑠奈容疑者が被害男性と一緒にホテルに入った午後10時50分ごろの3時間ほど前で、捜査本部は、首の切断に強い執着を持って複数のノコギリを用意していた可能性もあるとみて、引き続き調べをすすめています。

札幌市内の総合病院の精神科長、父親の修容疑者

 また、見つかっていない男性のスマートフォンは、瑠奈容疑者がホテルで男性を殺害後、持ち込んでいた工具で壊したとみられていますが、電話番号などの情報が入ったSIMカードは、父親の修容疑者の車の中で発見、押収されたことも新たにわかりました。