『2泊3日の歩き旅』を天候で断念…偶然バスを見つけて乗車
休憩を終え、再びバスは山道へ。すると、午後0時40分、大きな荷物を持った2人の男性が乗車してきました。
「前日から山に登って伯母子岳の山小屋で1泊して、きょうは朝7時に下山してここにきたという感じです」
「熊野本宮大社まで行きたかったんですけど、天候のせいで無理だったので…」
実はこの2人、高野山(和歌山・高野町)から熊野本宮大社(和歌山・田辺市)まで2泊3日かけて歩いて旅する予定でしたが、これからの天候を考え、30kmほど歩いた場所で泣く泣く断念。
「なんとなく歩いて、耐えた、セーフと思いバスに乗り込んだみたいな感じです。これ逃したら次は午後5時(4時間後)かと思ってやばかったなと言っていました」
偶然見つけたバス停でたまたま乗車できたようです。大変な思いをしてでも山を登り続ける理由は?
「登ったり下ったりした後に山の風景がぶわーって広がったりとか、下った後に川が流れていたりするとめっちゃいいなって。そういうのに心洗われながら、しんど、うわ~、しんど、うわ~みたいな感じが続いて山登りが好きになった感じです」