昨年度、日赤長崎原爆病院に入院した被爆者は1284人で、前の年度と比べ46人増加しました。

長崎原爆病院によりますと、昨年度入院した被爆者は前の年度より46人多い1284人で、このうち4割近くにあたる511人がガンによる入院でした。入院した被爆者の平均年齢はこれまでで最も高い83.5歳で、入院患者全体に占める被爆者の割合は20・2%となりました。
一方、外来患者全体に占める被爆者の割合は14.6%で、前の年より1・4ポイント減少し過去最少となりました。

このほか、病院が2018年から取り組んでいるおよそ50年分の紙カルテのデータ化については、ことし3月までに26年分の外来カルテがデータ化されたということです。