なぜ「日本のとんかつ」が人気?

どうして日本のとんかつが愛されているのか。ここに今日は迫っていこうと思います。

実は、韓国にもとんかつがあります。「トンカス」と呼ばれているそうです。どんなものかというと、とんかつの上にトマトソースやチーズ、ハムやピーマンがのっていて、ちょっと洋風なピザのような見た目のものや、テリっとしているお好み焼きのような見た目のものなどがあります。

そして、厚みは日本のものに比べると、薄めでカツレツに近い感じソースがしっかりかかっていてワンプレートになっているものが「トンカス」と呼ばれているものなんだそうです。

日本のものと見た目も全然違いますが、「トンカス」の特徴は▼豚肉は薄切り▼カリカリ食感▼デミグラスソースなどがたっぷり(コーンなど付け合わせが多い)。日本のトンカツが名前の由来になっているようなんですが、「韓国と日本のトンカツは全然違う」といいます。

あの“スター”も「とんかつ」を食レポ!

日本のとんかつが韓国人に人気の理由も聞いてみました。

「日本のとんかつは、よりサクサクで分厚い
SNSで見て食べると決めてた」
YouTubeで東京のとんかつの動画を見た」

よりサクサクで分厚い、など韓国のとんかつとはまたちょっと逆の魅力があるというところでしょうか?

日本でとんかつを食べた韓国のスターも多くいます。▼俳優パク・ソジュンさんが登録者数200万人を超えるYouTubeで、日本のトンカツを“食レポ”。▼TWICE・ナヨンさんがトンカツを食べたり、▼BTS・RMさんも日本でとんかつを楽しんでいたそうなんです。

ホラン千秋キャスター:
違うけれども似たメニューがある中で、これをあえて食べたいって思う理由の一つにやっぱり、著名人の方のSNSなどが大きく関係しているんですかね。

慶應大学特任准教授 若新雄純氏:
過去イチ真剣なコメントしていいですか?僕もとんかつ大好きなんですけど、日本が作り出す食事は味もすごいですが、味を極めすぎて、いよいよ「食感」という領域に行ってると思うんですよ。味が良いのは当然で、その食べごたえ、歯ごたえ、舌ざわり、みたいな。

最近、とんかつ屋さん行くと肉の味だけじゃなくて、“柔らかい”とかをすごいアピールされているんですよ。仮に「良いお肉の味がしても硬いと駄目」とか、「とろけるような感じはするんだけど油が多すぎない」みたいな。つまりそういった“体と触れる接触点にどんな感覚を見出すか”みたいなところまでいってる気がしていて、だから衣のサクサクも大事だし衣もヘラヘラしてても味は変わらないはずなのに、サクサクしてると全然食べごたえが違うじゃないすか。

ホランキャスター:
パン粉も粒が大きいものもあれば細かいものもあったり、お店によって全然違いますものね。

若新氏:
味を超えてるんですよね、体感してるみたいな。すごいとんかつというのは「ベタベタしてないのにふわっと噛める」みたいな、「油が多すぎないのに柔らかく溶ける」みたいな、そんなものが最近出てますからね。

ホランキャスター:
過去イチの熱量で、若新さんそんなに好きだったんですね。