東京駅ナカ最新グルメ情報!イートインもテイクアウトもOK。仕事帰りや学校帰りに立ち寄れる気軽さで、地方発の本格グルメを楽しめます。

いま、リニューアル進行中の東京駅。なかなか遠出ができない中、全国各地の美味しいものを食べてもらおうと地方発の本格グルメが続々と集まっているんです。

■東京駅の改札内外で全国各地の美味が楽しめる

まずは、改札内のグランスタ東京に対し、改札の外にあるのがグランスタ八重北。

3つのフロアからなる、今年4月にできたばかりの新エリアです。

仙台名物牛タンを全国に広めたといわれる創業40年の名店「味の牛たん喜助」。炭火で焼き上げた厚切りの牛タンは、駅ナカとは思えないほど本格的。「特切り厚焼定食(3枚6切れ)」(3223円)。

そして、「どうとんぼり神座」はその名の通り、大阪発祥のラーメンチェーン。限られた人しかその作り方を知らないという秘伝のスープをベースに、ニンニクや豆板醤などの調味料を加えます。具材もたっぷり入っている「おいしいラーメン」(760円)。

お客さん
「白菜がたくさんのっていてさっぱりしたラーメンでしたね」
「お酒飲んだあとの〆のラーメンにすごくいいなと思いました」

さらに、食い倒れの街、大阪の「難波千日前 釜たけうどん」。
関西うどん界に新風を巻き起こし、「ミシュランガイド京都大阪2016 ビブグルマン」を受賞をした伝説のうどん店が、ここ東京駅にやってきました。

その名物が…

「ちく玉天ぶっかけ(冷)」(並880円)。

リポーター
「すごいですね!ちくわがお皿から溢れてますよ」

ビジュアルの豪快さも去ることながら、最大の特徴は「麺」にアリ。

リポート
「うどんの麺。太くてモッチモチ。すごく吸い付くような食感ですね。もっちり感とコシをバランスよく配合させた感じです」

大阪が生んだ大阪讃岐うどんは、
讃岐うどんを研究した創業者が、関西人の口に合うようにと、独自の製法で進化させた新ジャンルのうどん。

茹でる時間はしっかり長めの25分。流水でさっと洗い、食べる直前に氷で締めることで、独特の食感を生み出しています。

天ぷらも揚げたてにこだわり、忙しいランチタイムでも手間暇は惜しみません。

難波千日前 釜たけうどん 此村勝巳店長
「時代に逆行していると思うんですけども、ひとつひとつオーダーが通ってから作るというところをを絶やさずにずっと継承していきたいなと思っています」

さらに大阪のシャレが効いたこんなメニューも。

お客さん
「キムラくんというキムチとラー油と豚バラのうどんを頼みました」

そう、「キムチ」と「食べるラー油」でキムラくん(並980円)。
よく目にする組み合わせですが、実は元祖はこのお店。東京生まれの豚肉、東京X(エックス)との相性も抜群で、これからの季節にぴったりなパンチの効いたお味です。

■老舗フルーツ店、新鮮卵で作るスイーツも

続いては、八重洲南口の改札内にできた新スポット。
「グランスタ東京 京葉ストリートエリア」。売り場はさほど広くはありませんが、話題のスイーツがギュッと集まってますよ。

お客さん
「両親のお土産にフルーツゼリーとフルーツプリンと杏仁豆腐と買いました」
「お土産いらないって言われるのについ買っちゃいました」

そのお店とは、福島発のスイーツ店。郡山市で創業98年目の果物店が運営する「フルーツピークス」。

旬のフルーツを使った色鮮やかなスイーツを見ると、ついつい買っちゃう気持ちもわかります。

そして、スイーツには欠かせないあの食材にこだわった「和卵菓ららら」が東京駅に初出店。

和卵菓ららら 渡瀬実幸店長
「私どもは栃木県で卵農家を営んでおりまして、そちらの養鶏場で採れた新鮮な卵を使用して作られております」

栃木の養鶏場が手がける和風スイーツのお店なんです。

栃木・宇都宮市にある直売所を訪ねてみると卵を買い求めるお客さんで行列。

お客さん
「弾力があってフワフワで美味しい。目玉焼きとか卵焼き作ったときに全然違う」
「これを食べちゃうと、他のは食べられない」

10個入りで500円以上もする高級卵、その名も「磨宝卵(まほうらん)GOLD」。

殻にひびが入ったりして店頭で販売できない卵をスイーツに活用しているんです。

産みたての新鮮な卵だからできる一品。濃厚な卵黄を白餡に混ぜてじっくりたき上げた黄金色の黄身餡。栃木産のイチゴちょこんと乗せて、羽二重餅で包めば…

卵の味わいを最大限に生かした新感覚のいちご大福、「たまてまり―苺―」(480円)の完成です。

リポーター
「中の黄身餡の甘さが絶妙ですね。ほんのりと卵の味がして、
甘さが強すぎないから中のこのイチゴの酸味、甘味、瑞々しさを邪魔しないんですよね。
しっかりとバランスの取れたひと品です」

と、ここでリポーターの視線の先に…
「よく見るとあんなところに魚屋さんがありますね」

■新幹線でやってくる!金沢の「海の幸」

都内に8店舗をかまえる「サカナバッカ グランスタ東京店」では
鮮魚店ならではの海鮮弁当が人気。コハダや煮アサリを盛り込んだ、東京駅限定の「東京ちらし」(1580円)。

玄界灘で養殖された「生本まぐろたたき丼」(1180円)などのレギュラーメニューに加え、金曜日になると…

サカナバッカ グランスタ東京店 清水俊明店長
「ガスエビです。金沢の方では割とメジャーで食べられてるんですけども、なかなか関東ではこのくらいの鮮度で、あの流通することがほとんどないんですよ」

石川県の近江町市場から直送された鮮魚がズラリ。東京駅で地方の味覚が楽しめます。

その新鮮さは料理人のお客さんもお墨付き。

料理人のお客さん
「その土地ならではの魚がこうして東京というデカい舞台で入ってくるというのはすごく良いことだと思います」

鮮度抜群な金沢の魚。実は東京駅という立地を生かし、新幹線で運んでいるんです。

金沢駅を9時22分に出発し、お店に到着したのは、12時48分。

サカナバッカ 清水店長
「カマスは炙りでお造りにします。アジは姿造りで。」

店長指示のもと、副店長が魚をさばき、店長が切り身を炙る。

見事な連携プレーで、あっという間にひと品目が完成。皮目を炙ってお造りにした「石川県産ノドグロ炙り」(1580円)。お値段はちょっとありますが、毎週金曜日の人気メニューなんだそう。

マアジは姿造りで。「石川県産マアジお造り」(980円)※入荷がない場合もあります

お客さん
「晩御飯で綺麗でおいしそうだったので、食べてみたいなと思って。なかなか(金沢に)行けないんです。嬉しいです」