・元社員の男性
「ローンのクレジットの審査ですね」
「上から数字を作れっていう圧が、もの凄く強かったので」
不正が行われていたと証言するのは、主に車を買い替える際に借りるローンに、現在乗っている車の残債金も組み込む、いわゆる「オーバーローン」。

元社員の男性によりますと、ローン会社との取り決めで、ローンに組み込むことのできる車の残債金は、新しく買う車の代金の2~3割までと制限されていました。
例えば、残債金が150万円で、新たに買い替える車の代金が100万円の場合、250万円のローンを組むことはできません。

しかし、男性が勤務していた店舗では、250万円のローンの審査を通すため、残債金を少なくし、買い替える車の代金に上乗せする不正で、申請していたということです。
・元社員の男性
「当時の店長の指示で『こういう風にやったら、できんじゃない』っていう指示でやってましたね、全営業マンが」
「僕らの歩合給が全然違うんですよね、ローン組んでもらうか、もらわないかで」
「ローンを水増し請求じゃないですけど、大きく組んで、契約まで持っていくという商談をやらざるを得ない状況でしたね」