喜んでもらうのが唯一の楽しみとパワーに…
小矢部川から取水し、畑に供給する施設が先月の豪雨で浸水。水は氷見市南部と高岡市太田地区に送られていて、この影響でおよそ90ヘクタールの畑で水が供給できない状態となり、600人以上の農家に被害が出ているといいます。

猛暑の中、水をやれないと作物はこの状態に。この先、収穫できるかどうかの瀬戸際だといいます。
氷見市 西条畑地かんがい土地改良区
中田専秀 理事長:「(子どもたちが)喜んで食べてくれる、これがじいちゃんばあちゃんの唯一の楽しみなんですよね。これが農業を維持している唯一のパワーだと思っています。それがなくなれば誰も農家みたいな辛い仕事はしない世代に入ってしまっています」

地区では急きょ、付近の田んぼから水を借りて対応していますが…。
500リットルのタンクを自費で購入して、畑と給水所を往復する毎日。
