4連覇へ、あえて選んだ『変革』

3年生が選んだテーマは「原点回帰」。

鮮やかな色彩は用いずに、墨だけを使う手法で、黒と白の世界観を表現します。

松本蟻ヶ崎高校のパフォーマンス

ずっと受け止め続けてきた4連覇へのプレッシャー。

それでも伝統のスタイルにとらわれず、新たなチャレンジを選んだ16人の意志と勇気。

会場を埋めた観客のまなざしとスポットライトを受けて躍動します。

黒、鮮やかに、輝く。

松本蟻ヶ崎高校の作品

3年生16人、集大成のときです。

齋藤衣桜里部長:
「3年間頑張ってきたかいがあったなと思ったので、15人には本当に感謝でいっぱいです」

山岡鈴奈さん:
「16人でできるのが最後だから悲しい…やりきったなあっていう涙です」

原和乃花さん:
「今まで見てきた中で一番鳥肌が立ったし、かっこよかった」

大森ほのかさん:
「みんなが一生懸命書いてる姿を見て、なんか幸せな時間だと思いました。今までパフォーマンスした中で一番楽しい6分間でした」

松本蟻ケ崎高校の結果は全国3位。

4連覇こそ逃したものの、堂々たる結果です。

顧問・大澤一仁教諭:
「十分すぎる3位。先生は非常に満足してるしお前らを誇りに思う。立派な3位だ」

王者奪還を後輩たちに託し、3年生16人が駆け抜けた夏は、終わりました。