危険な暑さが続き、急増しているのが“スマホ熱中症”です。実は日本は「スマホに優しくない国」。どういう事なのでしょうか?

スマホの使用環境は0℃~35℃

齋藤慎太郎キャスター:
各地で猛暑日となっています。危険な暑さが続き急増しているのが“スマホ熱中症”です。
実は日本はスマホに優しくない国なんです。どういったことなんでしょうか。
7月の「猛暑日」が8日になりました。これは観測史上最多です。
26日午後5時現在、東京の最高気温は37.7℃です。

実はスマホの使用環境というところで推奨されているものがあります。
iPhoneの場合、周囲の温度は0℃~35℃ということです。

東京の最高気温が37.7℃だったので、2.7℃超えてしまっています。スマホには優しくない国ということなんです。

こういったいわゆる使用環境を超えている温度の中で、かなりスマホに困ってらっしゃる方々が多くいるようです。

Nスタは都内の修理店を訪れました。早速スマートフォンを持ち込む人がいます。バッテリーに異常があるという相談です。

スマホ修理王 渋谷店 藤山敏彦さん
「バッテリーが膨張しているので、背面が大きく浮いている状態。いわゆる“スマホ熱中症”と呼ばれる症状だと思います」

こちらの店舗では多いときで1日に約10人が、いわゆるスマホ熱中症で駆け込んでくるといいます。

修理を依頼した客
「(スマホの充電が)半日しか持たなくなっちゃって。充電してもお昼には、10%とか20%になってしまう」

スマホ修理王 渋谷店 藤山敏彦さん
「経年劣化が進んだときに、猛暑日とか厚さによって、バッテリーは熱の影響を受けやすいので、それがトリガーとなって、膨らんできたりなどの症状につながる」