
(指導中の声):
「だけん、スタートから始まるとって。今の“1・2”で行ったときに、お前たちが勝てるとか?それがいつも出よっと。最初の1・2が軽かと!」

勝負の決め手は最初のひと漕ぎ。
スタートの櫂さばきを入念に繰り返します。
野母崎に移住したYouTuberが加入「日本一周よりきつい」

今年の野母崎には、一風変わった選手もいます。
北海道から歩いて日本一周を目指す、YouTuberの “カイカイジャーニー” です。
美しい自然と、面白く魅力的な野母崎の人たちに惹かれ、去年9月に移住し、ペーロンを始めました。

カイカイジャーニー:
「日本一周していたので、ペーロンでも“いけるかな”と、軽い気持ちでいたんですけど、それ以上のきつさで、正直何回も心折れました。
みんなと一緒に漕いできたので、最後までこぎ続けて優勝したいなと思います」
チームの漕ぎ手が減少する中、新たな仲間を迎えて大会に臨む野母崎。
一から鍛えなおしたチームで、4年ぶりの頂点を目指します。

山崎 楓太さん:
「今年優勝して、長崎ペーロンがまだ死んでないことを、長崎中に見せたいと思います」

熊本 拓二主将:
「“優勝のみ” だと思いますので、2位以下は一緒ですので…。
磯風漕友会という強いチームも来ますし、長崎のチームとして負けないように、優勝だけ目指して頑張りたいと思います」

『長崎ペーロン選手権大会』は、7月30日午前9時から、長崎市の松が枝国際観光ふ頭前で開催されます。