
近所の人
「小学校から不登校と言っていた。中学校で学校が変わったから大丈夫かと思ったが、やはり不登校だった」
被害者とは、知り合いだったとみられる瑠奈容疑者。
捜査本部は、犯行のいきさつなど捜査を続けています。
今回の逮捕を受けて、3人の役割などについて専門家に話を聞きました。
<元警視庁防犯担当刑事 吉川祐二氏>

今回の一つの事件で、容疑者を3人たてている。
その3人の役割分担について詳細に確認していかなければなりません。
父親と娘、どちらが主なのか、どちらが従なのかということに関してですが、一般的な家庭であれば、主が父親で、従が娘になる。
しかし、娘は祖父の話なども出ているが、不登校であるなどの状態だった。
私も少年係をやっていた関係もあって、そのような関係性においては、どうしても父親、両親が溺愛をするということがある。
その溺愛の結果として、主と従が入れ代わってしまう場合があります。
さらに、父親の普段の行動、近隣の人の話だと、車の陰でしばらく休んでいる状態があったと。
また、家の中になかなか入らない。
そのことから、父親としては娘と顔を合わせるのが辛かった、きつかったということもあるといえる。
そこまで来ると、主が娘で従が父親である、そのように逆転している場合もあり得ると思います。
誰が、計画の主になっているのかというのも、非常に重要なポイントになります。
さらに、その上にある動機というものですね。
頭部を持ち去るという部分に関して言うならば、相当な憎しみというものが、非常に強いということが言えると思います。
非常に強い怨念を感じます。
なぜここまでの犯行に至ったのかという動機の解明が、一番必要なポイントとなってきます。